
今年もだんだん暑くなってきましたが、気をつけておきたいのが「熱中症」です。毎年、熱中症による事故が相次いでいます。夏本番になる前に熱中症について知り、しっかりと予防策を学んでおきましょう。

熱中症とは、高温多湿な環境で体温をコントロールできなくなり、高体温になる症状のことを言います。熱中症には、めまい、失神などが起きる「熱失神」、倦怠感や吐き気を催す「熱疲労」、けいれんを起こす「熱けいれん」、反応が鈍く意識がなくなる「熱射病」などがあります。熱射病の場合、最悪死亡にいたることも。熱中症は誰にでも起こりうるので、十分注意が必要です。

熱中症対策に一番大切なこと、それは水分補給です。暑い時期は普段よりも汗をかくので水分が早く失われてしまいます。意識して、早め早めに水分補給を行いましょう。
![]() 一度にガブガブ大量に飲むよりも、少ない量でもこまめに飲むことが大切です。コップ1杯、約200mlを1日3回の食事プラス、他の時間に5〜6回程度飲めば上手に水分補給ができます。 |
![]() |
![]() 運動内容や個人差がありますが、運動前に約400ml、運動中は15〜20分おきに約200ml補給するのが理想的です。運動中は汗と一緒に塩分が失われているので、塩分を含み、体に吸収の早いスポーツドリンクが良いでしょう。 |
![]() |
![]() スポーツドリンクは吸収が早く、脱水症状になりかけている時の水分補給には向いていますが、カロリーの高い飲み物です。普段は水やミネラルを含む麦茶などを、上記のタイミングで飲むのが良いでしょう。 |
![]() |

熱中症指数は、「ほぼ安全」「注意」「警戒」「厳重警戒」の4段階に分けられ、熱中症の発生する危険度を分かりやすく表しているものです。暑い時期はインターネットの天気予報サイトなどで見ることができるので、お出かけや運動前はチェックしてみましょう。



★参考HP
All About「熱中症」