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テーマ 第3回 今年の収穫 歯科衛生士 長岐祐子
2007年は「全国を飛び回った年」でした。
常勤歯科衛生士を辞め、今年の4月からフリーランスとして、臨床・セミナー講師・企画プランナーとして仕事を始めました。 なかでも各医院でも仕事の要望は様々ですから、システムはもちろん、器具の洗い方から医院によって違います。 「これはこうあるべき!」という概念を取り除ける柔軟な頭がないと、ストレスが溜まります。


例えば、1週間単位で各医院に行きますが、仕事内容は、臨床・スタッフ教育・システム構築・データ管理・院長やスタッフとのコミュニケーション(飲み会)など 盛りだくさんありますし、病欠でスタッフが急に休むことがあれば、その仕事も代行します。


担当患者のアポイント管理を行う歯科衛生士は多くいますが、自分のアポイント管理はかなり重要で、3ヶ月前までの予定を明確にしておかなければなりません。そこには当然、自分ひとりだけの予定でないため、相手の都合や緊急時に対応できる時間調整を考慮しながら、数ヶ月前から安く購入できる航空チケットの手配も考えていきます。 つまり24時間仕事と付き合うスタンスが必要で、就業時間の規定はなくなりました。

また、月給で安定していた給与も、医院ごとに契約が異なります。 給与日は増えますが、交通費や諸経費はもちろん、年金や国民年金、税金の支払いも自分で支払っていきます。 収入と支出の関係をいつも意識していないと、金銭感覚のバランスが崩れていきます。

このようなことから、『仕事・時間・お金』『こうあるべき』という従来の考え方から、『柔軟で、かつ慎重に管理していく』という臨機応変に対応できる考え方が持てるようになりました。 その結果、一つの問題が生まれたら、解決策を考えていく、優先順位を付ける、余裕を持つ。という頭が出来上がりました。

今年の収穫は『柔らかくてノウミソのつまった頭』ですね。(笑)


歯科衛生士 長岐祐子 
長岐さんのブログ「ステキに歯科衛生士★」