私は6年間働いて、子育てに専念するため歯科衛生士を辞めました。
この間に1度職場を変えました。復帰してからもフリーランスになるまでの10年間に4回職場を変えています。
一番の理由は“子どもの成長に合わせて働き方を変えてきたこと”
その結果が5回の退職理由になりますが、やはり院長との関係は侮れません。
新卒の時はどの先生も自分より年上ですから、いろいろな角度から見ても尊敬の眼差しで接することができます。
しかし1〜2年勤めていくと、院長の診断力や技術的なことは分からなくても、人格が見えてきます。
ここで自分の性格や価値観と合わないと、転職を考え始めます。
これは復帰した後も同じです。始めは自分のブランク期間を負い目に 思い仕事を早く覚えようと頑張りますが、 仕事を覚え出来るようになってくると、院長の性格や人格が見えてきます。
そしてビジネスパートナーとして自分と院長は上手くいくのだろうか? と考え始めるのです。
実は、ビジネスパートナーである院長は、夫と同じで 「一生この人とやっていこう」と思えるような、 見えない赤い糸の関係を感じなければ、院長の方針に従い、建設的な意見を出し合い仕事をしていく関係にはならないのです。
悶々とした関係に我慢するよりも、共に切磋琢磨していける院長の下で働くことが、 衛生士にとって一番幸せなことだと思います。