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子育てに専念するため、7年間のブランク、さまざまな歯科医院での勤務を経て、2007年よりフリーランスとして幅広い場で活動中!
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「ステキに歯科衛生士★」
コラム6回目「20代にしておくこと」〜見通しを立てる〜

最近、衛生士学生の就職先を決める大きな要素は、その医院のスタッフと仲良くできるかどうかだとも聞きます。

確かに25年前の私も、歯科衛生士の業務内容云々ではなく、院長や先輩衛生士と早く打ち解ける努力と気を使いました。
        
そして一人前に仕事が出来るように誰よりも早く出勤したり、雑務は自ら進んでしたりしたものでした。

しかし、このような振る舞いをするのが当たり前だった時代は遥か昔であり、今では学生が就職してくれるように、 あるいはスタッフが辞めないようにと、新人を厳しく育てることが無くなってきています。

このような甘い環境を当たり前と思い、切磋琢磨には程遠い仲良しの人間関係に慣れてしまうと、 仕事や人間関係に慣れてきてきた頃(2〜5年)、壁にぶち当たり、その壁を乗り越えられないことがよくあります。

その結果、結婚で仕事を辞めるか、妥協して自信のない衛生士のまま働き続けるか選択する日が訪れます。

これではいけないと気持ちを改め、転職先で新人として一からやり直すのか。いずれにしろ専門職として苦労し、努力する時期は必ずやってきます。

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復帰後、頭や気持ちではこの努力がしたくても、家族の協力や自分の体力がついていかないこともありますから、 苦労はやはり20代にしておくべきだと思います。

第1回 カムバック衛生士3つの心得〜人間関係を見直す〜 2008/9/1
第2回 割り切る!(スタッフとの関係) 2008/10/6
第3回 子どもの笑顔(子どもとの関係) 2008/11/4
第4回 2倍以上働く!(夫との関係) 2008/12/1
第5回 ビジネスパートナー(院長との関係) 2009/1/5
第6回 20代にしておくこと 〜見通しを立てる〜 2009/2/2
第7回 30代にしておくこと 2009/3/2
第8回 40代にしておくこと 2009/4/6
第9回 自己研鑽(じこけんさん) 〜勉強する〜 2009/5/1
最終回 夢と希望を胸に 2009/6/1