
6月は衣替えの季節です。タンスやクローゼットの中が、冬服や夏服でごちゃごちゃしていませんか?
服を探すのも大変ですし、虫食いやカビの原因になることもあります。
今の時期に、衣類を整理して気分もすっきりさせましょう。

まずは、衣替えの基本についてご紹介します。次のシーズンまで良い状態を保てるように、次のことに注意して収納しましょう。
1、汚れを取る
衣類を食べる虫は繊維だけでなく、そこに付いた食べ物のカスやシミを栄養として食い荒らしてしまいます。一度でも着たものは必ず洗いましょう。

2、虫干しをして、乾燥させる
虫干しとは、陰干しをして衣類を湿気から守ることです。
虫食いやカビの原因になるのが湿気なので、虫干しをして湿気をよく取り除いておきましょう。
クリーニングから戻って来たものも、蒸れないようビニールから外しましょう。

3、防虫剤を入れる
防虫剤から出る成分は空気より重いので、衣類の上の方に置きましょう。
違う防虫剤を一緒に使うと、衣類にしみを作ってしまうことがあるので注意が必要です。
また、湿気対策として乾燥剤をいっしょに使うとより効果的です。



●クローゼット
容量の8分目くらいが収納の目安です。 詰め込みすぎると、衿がくずれたり、しわの原因になってしまいます。 また、ハンガーは肩のラインに合わせて選ぶことも、型くずれを防ぐポイントです。
容量の8分目くらいが収納の目安です。 詰め込みすぎると、衿がくずれたり、しわの原因になってしまいます。 また、ハンガーは肩のラインに合わせて選ぶことも、型くずれを防ぐポイントです。

●引き出し
湿気は下へとこもっていく性質があるので、衣類の繊維に合わせて収納場所を分けましょう。
また、湿気でカビの原因にならないよう、クローゼットと同様に8分目くらいを収納の目安にしましょう。
湿気は下へとこもっていく性質があるので、衣類の繊維に合わせて収納場所を分けましょう。
・上段→ | カシミヤなどのデリケートな毛織物やおしゃれ着。 |
・中段→ | 虫や湿気に弱いウールや混合織物。ポリエステルなどの科学素材。 |
・下段→ | 下段→綿、麻などの湿気に強くお洗濯しやすいもの。 |

●収納ケース
防虫剤がしっかり行き渡るよう、ぴったりとふたの閉まるものを選ぶのがポイントです。引き出しと同様に、繊維別にケースを分けると良いでしょう。
防虫剤がしっかり行き渡るよう、ぴったりとふたの閉まるものを選ぶのがポイントです。引き出しと同様に、繊維別にケースを分けると良いでしょう。

長い間着ていない服は、思い切って処分することも賢い衣替えの一つです。大切な衣類は、快適な収納法で次のシーズンまで虫食いやカビから守りましょう。


・All About
「衣替え時の衣類収納の注意点」
・WOOLMARL.jp
「衣替え特集」