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vol.7災害時、どうやって連絡取ればいいの?

今から12年前の1995年1月17日、阪神・淡路大震災が起きました。 この災害で、何十万もの人が家族や親戚、友人など大切な人と連絡が取れず、とても心配な思いをしました。 現在では、そんな混乱した災害時の状況でも連絡が取れるよう、災害用伝言ダイヤル「171」というサービスができました。 今回はこの171ダイヤルについてご紹介します。
被災地への電話は控えましょう!

災害が起こったとき、安否の確認をするためについ電話に手が伸びてしまいます。 しかし、この行為が原因で通話が集中し、電話が繋がりにくくなる「輻輳(ふくそう)」という状態が起きる可能性があります。 そうなると、固定電話・携帯電話ともに通じにくくなるばかりか、救助活動などにも影響を及ぼす恐れがあります。 阪神・淡路大震災では、この輻輳が5日間も続いたそうです。 現在は、ある一定以上の通話が発生すると、固定電話・携帯電話ともに自動的に電話の利用を制限する仕組みになっています。
輻輳のしくみ

災害用伝言ダイヤル171の詳しい情報、
 操作方法等はこちらをご覧下さい。
 「NTT東日本 災害への取り組み」
171ダイヤルを活用しよう!

固定電話・携帯電話ともに使えなくなったとき、活用できる連絡手段が災害用伝言ダイヤル171です。 171ダイヤルはNTT東日本・西日本がサービスで提供しています。 災害時のみ伝言を録音・再生できるサービスで、通常時にダイヤルしても利用できません。 操作方法は簡単で、複数の人と連絡をとることも可能なようです。 災害時、通信がままならない状況の中では、この171ダイヤルが大切な連絡手段になるかもしれません。
イラスト
日頃からの心がけ

事前の打ち合わせ ●事前の打ち合わせ
伝言を録音しても、聞いてもらえなければ意味がありません。 家族や親戚、友人、医院内でもいざというときの連絡方法は171ダイヤルを利用するよう事前に話し合っておくことが大切です。
公衆電話 ●公衆電話の場所を探しておく
最近は公衆電話の数が減りましたが、災害時には人が殺到し、長蛇の列になる恐れがあります。医院や自宅周辺の公衆電話を探しておくと良いでしょう。
まとめ
災害はいつどこで起こるか分かりません。実家を離れて暮らすスタッフさんは、特に心配ですよね。 でもそんなとき、災害用伝言ダイヤル171を知っておくだけでも災害時の対応に困ることがないかもしれません。 また、医院内で非常事態時の対策などを再度確認しておきましょう。


参考HP
All About
「地震や台風など災害時に電話が繋がらなくなったら…◆地震・災害時の電話のかけ方」
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